ポケットWi-Fiでインターネット接続している際に、うまく繋がらないというトラブルが発生してしまったら、どのように対処すればよいのでしょうか。
この記事では、レンタルのポケットWi-Fiが繋がらなくなった時に試したいポケットWi-Fiの再起動の方法やメリットについて分かりやすく解説します。
どのようにすればレンタルのポケットWi-Fiの再起動ができるか、どんな時に再起動をするのが適しているかを理解し、よりスマートにポケットWi-Fiを活用してください。
Wi-Fi接続の不調の具体例
Wi-Fiの接続環境を見直し、ポケットWi-Fiの再起動をした方がよいシーンを具体的に説明します。
再起動を検討するのに適したタイミングとしては、まずWi-Fiの接続状況が不安定になった時が挙げられます。
ネットワークに接続しているはずなのに、接続している途中で度々接続が途切れてしまうようになったら、Wi-Fiルーターの不調を疑ってみてください。
いちどポケットWi-Fiの再起動をすることで、接続状況が改善されることがあります。
また、インターネットに接続するスピードが遅くなったと感じた際も、再起動を検討するとよいでしょう。
従来であればすぐにWi-Fiに接続できていたのに、接続するまでに時間が掛かってしまう場合、再起動をしてみるのがおすすめです。
再起動をするだけで、ネットワーク接続の大幅に短縮され、スピーディに接続できるようになるケースも少なくありません。
ポケットWi-Fiの再起動の方法
ポケットWi-Fiを再起動する方法は、スマートフォンやタブレット端末の再起動と同様です。
いったん電源を落としてから、改めて電源を入れて、ポケットWi-Fiを起動してください。
電源を切ってすぐに電源を入れ直すよりも、しばらく待ってから電源を入れる方が効果的です。
できれば、5～10分程度時間を置いてから、再度電源を入れてみましょう。
ポケットWi-Fiの電源の位置については、端末の側面に付いているケースが多いです。
電源の位置についても、スマートフォンやタブレット端末と同じような位置であると認識しておくとよいでしょう。
電源ボタンの目印として、電化製品に記される電源マークがプリントされているポケットWi-Fiもみられます。
端末のレンタル時に説明書が付いてきた場合、説明書に電源ボタンの配置が記されているので、説明書も参考にしてください。
Wi-Fi接続の不調を感じたら、再起動を試みよう
レンタルのポケットWi-Fi経由でのネットワーク接続が不具合になった場合、まずは上記の手順でポケットWi-Fiを再起動してみましょう。
ポケットWi-Fiの再起動によって、接続状況が改善されれば、それ以上は特に何もする必要はありません。
ポケットWi-Fiだけでなく、接続する機器を再起動することで、インターネットに接続しやすくなる可能性もあります。
パソコンやスマートフォン、タブレット端末、ゲーム機器といったポケットWi-Fiでネット接続しようとしている機器を再起動して、接続状況を確かめてみてください。
パソコンについては、スタートボタンから電源マークを選び、再起動をクリックして再起動するのがおすすめです。
ショートカットキーで操作したい場合、キーボードの「Alt」キーを押しながら同時に「F4」キーを押す方法によっても、「Windowsのシャットダウン」の機能が使えます。
シャットダウンのメニューから、再起動を選べば、パソコンが再起動されます。
また、「Ctrl」キーと「Alt」キー、「Delete」キーの3つのキーを同時に押して、電源マークを表示し、再起動を選択する方法もあります。
複数の方法を知っておき、ネットワーク接続を改善するために役立てましょう。
パソコンやスマートフォンなど、接続する機器を再起動することによって、スムーズに接続できるようになれば、問題解決です。
レンタルのポケットWi-Fiを再起動するメリット
つづいて、ポケットWi-Fiの再起動をするメリットをお伝えします。
再起動の大きなメリットして挙げられるのが、放熱ができるという点です。
ポケットWi-Fiなどの電子機器は、熱に弱い性質を帯びています。
パソコンやスマートフォンを長時間に渡って使用していて、本体が熱くなってしまったという経験をした人は少なくないでしょう。
ポケットWi-Fiも、パソコンやスマートフォンと同様、長時間連続使用すると、熱がこもってしまい、不具合が発生してしまいます。
インターネットを長時間使用して、ポケットWi-Fiが熱を帯びてしまった場合、放熱をすることが重要です。
放熱をするために、定期的に再起動をするようにしましょう。
ポケットWi-Fiの再起動には、放熱ができるというメリットがある一方で、再起動によるデメリットはほとんどありません。
さらに、電子部品に対する負荷を下げてポケットWi-Fiの劣化を遅らせる、熱暴走を防げるといったメリットもあります。
本体が熱を帯びて熱くなっていると感じたら、いったんポケットWi-Fiの電源を落として、数分経ってから電源を入れましょう。
しばらく時間を置いて本体が冷たくなっていたら、より快適に機器が利用できるサインです。
熱暴走によって接続状況が悪化している場合、電源を入れ直すだけで、スムーズに接続できるようになるはずです。
また、チャネル(流通回路)の修正ができるという点も、ポケットWi-Fiの再起動をするメリットです。
ポケットWi-Fiにパソコンやスマートフォン、タブレット端末といった複数のデバイスを接続している場合、チャネルが重複することにより、接続状況が不安定になるケースがみられます。
レンタルのポケットWi-Fiの電源を入れ直すと、いったんすべての接続が切断され、クリアな状態にリセットされます。
その後に改めてインターネットに接続されることで、チャネルの修正が行われ、接続環境が改善される可能性があります。
複数台を接続することによって、ネット接続に不具合が生じてしまうケースは、実は多いものです。
近年は、スマートフォンやパソコンだけでなく、エアコンや冷蔵庫などのIoT家電を接続する家も増えてきました。
IoT家電も含めると、家の中でかなりの数の電子機器をインターネットに接続しているということもあるでしょう。
ポケットWi-Fi経由で接続している機器の数を確認し、かなりの台数を接続しているようであれば、再起動をして接続環境の改善を試みてください。
再起動しても、接続状況が改善しない場合の対処法とは？
再起動を試してみても、ネットワークの接続状況が改善しない場合は、どのようなことを試せばよいのでしょうか。
ポケットWi-Fiは、機内モードの切り替えができる機器です。
ネットワーク接続ができない場合、機内モードがオンになっていないかをチェックしてください。
機内モードは、飛行機内で一時的に通信を遮断するためのモードです。
ポケットWi-Fiの接続設定で機内モードがオンになっていると、ネットワーク接続ができなくなるので、注意してください。
旅行や出張でフライトをする際には、機内ではポケットWi-Fiの電源を切るか、機内モードにすることが求められます。
機内持ち込みの際に機内モードに設定したままになっていないかを確認しましょう。
また、データ通信量を節約するために機内モードに切り替える習慣がある人についても、注意が必要です。
また、レンタルのポケットWi-Fiでのネット接続に不具合が生じた場合、SIMカードのセット状態を確認することも大切です。
SIMカードは、通信を可能にするためのコンパクトなチップで、スマーフォンなどにも搭載されているものです。
ポケットWi-FiにSIMカードが安定した状態でセットされていないと、ネットワーク接続にも影響を及ぼしてしまいます。
SIMカードがきちんと固定されているかを確認することで、不具合が解消されるケースもみられます。
ポケットWi-Fiでうまくインターネットに接続できず、再起動でも問題が解消しない場合、ポケットWi-Fiの設置場所を見直してみてください。
インターネット接続をするための電波は、奥まった場所には届きづらい性質を持っています。
室内で使用している場合、できるだけ窓際の近くにポケットWi-Fiの位置を移動させるだけで、接続状況が大幅に改善できるケースも少なくありません。
設置する場所に工夫をして、よりスムーズにポケットWi-Fiを利用できるように心掛けましょう。
また、室内にある別の電化製品が、インターネット接続の妨げになる可能性もあります。
ポケットWi-Fiの障害となり得る家電製品としては、Bluetooth機器や電子レンジ、ウォーターサーバーなどが挙げられます。
また、住宅建材であるコンクリートや土壁、断熱材などが、電波障害の原因となってしまうこともあり得ます。
特に、ポケット型Wi-Fiと同じ2.4GHz帯の電波を発する機器は、干渉し合う可能性が高いので、注意しましょう。
2.4GHz帯の電波を発信する機器には、Bluetooth機器や電子レンジ、IHクッキングヒーターなどが挙げられます。
干渉し合うリスクがある電化製品の傍でのポケットWi-Fiの使用を意識的に避けて、電波障害を極力防ぐようにすることが大切です。
なお、ポケットWi-Fiのなかには、2.4GHzと5GHzの周波数の切り替えができる機種もみられます。
切り替えが可能な機種であれば、5GHzに切り替えることで、安定した接続を維持しやすくなるでしょう。
注意しておきたいのが、5GHz帯のWi-Fiを屋外で使うことは、法律上禁じられているという点です。
5GHz帯の周波数は、人工衛星や気象レーダーにも影響を与えるものです。
Wi-Fiの本体や説明書にも、注意書きとして5GHzでの使用は室内限定である旨が記されていますので、室内使用時のみに留めてください。
5GHzの設定にしたままで、ポケットWi-Fiを外出先に持って行かないようにしましょう。
ポケットwi-fiが繋がらなくなった時には再起動するのが一つのポイント
ポケットWi-Fi経由でのネット接続に不調を感じた場合、まず本体を再起動してみてください。
本体を再起動するだけで、ネットワーク接続が改善する可能性があります。
また、パソコンやスマートフォンの再起動をすることで、スムーズに接続ができるケースもみられます。
再起動をするメリットとしては、放熱ができる、チャネルの修正ができるという点が挙げられます。